HSPへの対策はあるのか?4つの観点から紹介するぞ
こんにちは、テルクニです。
僕もHSPの傾向が高い人間なのですが、なかなか世の中生きづらいな…とおもったりすることもしばしばあります。
なんとかうまいことやって、もう少し生きやすくしたいですよね。
そんなHSPの方の為に今回は「HSPへの対策方法」というテーマで記事を書いてみました。僕が実際にやっていること、考えていることをまとめたのでぜひ参考にしてくださいね。
HSPの強みを知る
まずは、自分の強みを知ることが大事になります。
古代ギリシャの昔から「汝自身を知れ」とは言われていますが、そういわれてもなかなかわからないのが自分ですよね。
しかし、HSPの方に関して言えばある気質を共通して持っていると断言できます。それは「敏感で共感能力が高い」ということ。
この性質のお陰で色々と悩むこともあると思いますが、共感能力の高さはあなたの味方であり強みです。
共感能力が高い人は相手の気持ちを察知し、寄り添うことができます。この能力をうまく生かすことで信頼され、人間関係もうまく回ることも十分可能ですよね。
対人関係は結構疲れがちですが、相手のことをよく考えられるというのは大きな武器になります。まずはこの性質が上手い方向に活かされる方法を考えてみましょう。
HSPがやってはいけないこと
さて、一方でHSPの方がやってはいけないこともあります。
さっきも触れましたが、HSPの方は繊細なため些細なことで大ダメージを負ってしまう可能性が非常に大きいです。
そんなHSPのやってはいけないこととは何でしょうか。それぞれ詳しく紹介したいと思います。
自分をないがしろにしない
HSPの方は責任感が強いひとが多いと思います。
「断ったらかわいそうだし…」とか「これは自分がやるべきだ」と考えがちで頼みや仕事を引き受けやすいのです。
もちろん、これは美点ではありますが自分をないがしろにしてはいけません。相手のことも大事ですが、一番大事なのは自分なのです。
そう聞いても違和感を覚える方も多いかもしれませんが、ちょっとかんがえてみてください。相手を大事にするのは自分ですよね。その自分がボロボロの状態で相手を心配するとしたらそれって変じゃないですか?相手からしても「いや…ちょっと…」って感じだと思います。
まずは自分を大事にしてあげてそれから相手に優しくするのが基本です。自分に優しく、他人にも優しく。誰も傷つくことがない世界を目指しましょうね。
ストレスをため込まない
どんな人にとってもストレスは天敵ですが、HSPの方はストレスをためやすい傾向にあります。なかなかそれを表に出さない人も多いので、皆からは見過ごされがち。しかし、どこかで爆発してしまいます。
これは僕自身が失敗したことでもあるのですが、僕は仕事のストレスを誰にも話さずため込み過ぎてうつ病になってしまいました。
ストレスを感じやすい気質の場合、それをため続けるのはもってのほかです。自分なりの解消方法を見つけておくのがいいですね。
ただしHSPの方はストレスの解消がニガテだという方も多いのではないでしょうか。僕もストレスがたまったからカラオケに行ったり飲みに行こうとは思いません。そんな方の場合は日記をつけてみることをおすすめします。
何でもいいのですが、その日にあったことや感じたことを紙に書き出すことで気持ちが整理され、ストレスも緩和していきます。試したことないという方はぜひやってみてください!
周りの人に合わせすぎない
HSPの方は共感能力が高いため、周囲でどんなことが求められているかを素早く把握してしまいがちです。そしてそれに自分を合せようとする努力家でもあります。
しかし、人に合わせすぎるのは危険なこともあります。まず、あなたのまわりにいるのは大多数が非HSPです。そこで自分も非HSPのようにふるまってしまうと、「コイツは大丈夫な奴なんだな」と周囲に認識され、いろいろと無理難題が振ってくるようになってしまいます。
例えば飲み会の時の「何か面白い話をしろ」とかですかね…下手に一度やってしまうとそのあともことがあるごとに欲求されるようになり、こっちはへとへとになってしまいます。
「○○をしなければならない」という考えはいったん全部捨てて、「自分は○○をしたいかしたくないか」で行動を決めてみましょう。
HSPがやるべきこと
では反対にHSPの方がしていくべきことは何でしょうか。
それは自分がHSPであることをもっと周囲に伝えていくということだと思います。いまのところHSPという言葉は認知されつつあるとはいえ、まだまだ知らない人が多い状態です。
このような状況では、自分の思っていることや感じていることを理解してもらうのはとても難しく、色々な面で摩擦が生じてしまいます。これが僕たちの生きにくさを作っている要因のひとつでもあると思いますね。
そんな中、HSPの認知度を上げていくというのは自分を守るためにも有効な手立てだと思います。実際に全人口の2割はHSPだということですから、人数としてはかなり多いですよね。そんな多数の人たちが持っているHSPと言う気質はいくら多数派であっても無視できるものではありません。
とバンバン出していくことで徐々に理解され、「あいつはああいうやつなんだな」と周囲の人もわかってくれるはずです。
かといって、HSPを言い訳にまるで自分が悲劇のヒロインになったかのようなマウントとりはやめたほうがいいです。「HSPだから大変で~あなたにはわからないでしょう。」みたいな感じのことですね。
こういうことをするとかえってHSPのイメージが悪くなってしまい、より生きにくい世の中になってしまうと思います。あくまでもHSPは性質の1つであり、特別なものではないということは忘れないようにしましょうね。
まとめ
今回はHSPの性質やその対策方法について詳しく考えてきました。
まずHSPの方は共感能力が高いという点を武器にすることができますが、その一方で傷つきやすい・ストレスをため込みやすいという傾向があります。
これは自分を一番大切にしたり、適度なストレス解消方法をもつことで対策することができますね。
また、HSPの方にやってほしいのはもっとHSPを主張していくということです。HSPは別に恥ずかしいことでもありません。ただのその人の特性なんです。
自分はこういう特徴があるという風に言うことのどこがおかしいのでしょうか。
もっと堂々と自分がHSPだと伝えてわかってもらいましょう。