HSPとHSS両方の特性とは?その特徴と対策を徹底考察したぞ!
最近はHSPの本を読んだりして色々と勉強中なのですが、やはり一口でHSPと言っても色々なタイプの方がいるなと感じます。
その中でも興味深いのは、HSPとHSS両方の特徴を兼ね備えたタイプです。
僕自身もこのタイプの疑いが強いので、今回整理してみました。
今回の内容
HSPとHSSの違いは?
まず、HSPというのは非常に敏感な人たちのことを指します。英語ではHighly Sensitive Personと言います。
特徴としては刺激に対して敏感であるため、1人でいることを好み変化を好みません。また、周囲の些細な変化には敏感に気づくという特徴もあります。
一方でHSSというのはHighly Sensation Seeking のことで、非常に活発に刺激を求める人のことを言います。
特徴としては好奇心に満ち溢れて、様々なことに挑戦しますが、退屈しやすいことが挙げられます。また些細な変化には気がつきにくいというのも特徴です。
全く反対に見えるタイプの両者ですが、同じ人が2つのタイプを持ち合わせるというケースもあります。この点について詳しく見ていきましょう。
僕たちは4つのタイプに分けられる
僕たちのタイプはこのHSPとHSSを軸とした4つのタイプに分けることができます。
つまり、
という4つのタイプですね。
HSP傾向のみ強い方を指して内向型HSPと呼んだり、HSPではあるけどHSS傾向も高い方を指して外向型HSPと呼んだりもしています。
次はこのHSPかつHSSの傾向も高いというケースについて詳しく見ていきましょう。
HSPとHSS両方の特徴とは
HSP全体の3割ほどがHSSとの混合型だとも言われています。特徴としては次のようなものが挙げられます。
- 外では活発だが、家ではとても静か
- 1人でいるときは内向的になる
- 新しい経験を求めるが危険は冒したくない
こういった特徴を持つ方はHSS型である可能性が高いです。HSSの特性を持つ場合は自分でもHSPに気がつきにくいといいますね。
外向的なHSPだったら何の問題もないように思えますが、実はそうではありません。むしろ、HSS型の方の方が苦労をしているというケースも多く存在します。それを次にご紹介します。
HSS型の問題点もある
HSPの特徴が認識されにくい
まず、周りからなかなか敏感な人であると理解してもらえないという特徴があります。
いつも外で人と接しているときは明るく振舞っているため、「この人は外向的な人なんだな」という認識をされてしまうのです。
そうするといくら周囲の人に訴えても、「またまた、冗談でしょ〜」と取り合ってもらえないことが多いのです。
このように周囲の人からの理解が得られず、自分でもHSPだと気がつかずに生きにくさを抱えているという問題点があるのです。
刺激を求めすぎて疲れる
HSSの傾向があるため、刺激を求めすぎてしまうという特徴があります。
新しいことや楽しいことにドンドン挑戦するのですが、自分の身体のキャパシティを超えてまでチャレンジしてしまい、次の日はぐったり…なんてこともあります。
言い換えると刺激に対する反応を自分でコントロールすることが難しいということです。身体が勝手に反応してクタクタになるまで動いてしまうということですね。
自律神経系失調症にもなりやすい
また、刺激に対して過剰に反応してしまうという性質は、自律神経系失調症にも繋がりやすいと考えられています。
自律神経系失調症になると、疲労感が抜けなかったり、不安感がつよくなったり、偏頭痛がしたり…と様々な症状が出るようになります。
HSS型だとしっかりと捉えていないと、このような症状に知らずのうちに悩まされることもあるのです。
HSS型HSPへの対策
HSPとHSS両方の性質を持つ場合、どのように対処していけばいいのでしょうか。方法としては次の3つがおすすめです。
まずは自分の性質をよく知る
まずは自分の性質をよく知りましょう。
HSPのことやHSSのこと、どんなときにどんな傾向があるのかを紙に書き出してみると整理されると思います。
また、自分だけではわからない部分は他人の力を頼るというのも効果的です。
親しい友人や家族なら、あなたが知らない側面をあなた以上に知っているかもしれません。色々相談して教えてもらいましょう。
さらに客観的に自分のことを知りたいと思うならリクナビのグッドポイント診断はおすすめです。
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周囲にアピールする
周囲の人に自分のことをわかってもらうというのも非常に大事なことです。
ただし今までに作ってきた外向的なイメージがあるので、なかなか思うようにはいかないかもしれません。
そんな時には周りの人に相談するという形で自分の思っていることを伝えてみましょう。人は相談されたらそれをなんとか解決してあげようと思う生き物です。相談されたらどんな話も真剣に聞いてくれます。
あなたが本気で悩んでいると伝えれば相手の認識も変わるはず。どんどん相談して、あなた自身のことを伝えていきましょう。
休める日をしっかりつくる
休む日をしっかりつくるというのも重要です。HSS型の人はどうしても刺激に反応して疲れてしまいがち。
反応は抑えられなくても、1人になって休める日を作っておくだけでダメージの蓄積を抑えることができます。
例えば休日のうちどちらかは完全に家で休む日をつくる、水曜日は出来るだけ定時で帰り飲み会にも行かないなど、あらかじめ自分ルールを作っておきましょう。
こうするとこで、刺激に反応してクタクタになってしまうというのは軽減されるはずです。
まとめ
今回はHSPとHSS両方の性質を持つとはどういうことなのか、その問題点と対処方法について整理しました。
HSS型HSPの方は、外向的に上手くこなしてしまうので周囲にも自分でもHSPであることが気付けないという特徴があります。
しかし、この性質に気付けないと刺激に反応しすぎてクタクタ疲れてしまったりマイナスに働く面もあります。
自分の性質をしっかりと把握して、うまい付き合い方をしていくことが大事です。
まずは、自分がどんな性質なのかを知るところから始めましょう。