適応障害の復職が不安な方へ。3つのアドバイスを送ります
「適応障害」って言葉はなんだか物々しい響きがあって僕は嫌いです。
でも、僕自身その適応障害になってしまい、いやいやながらも付き合っていくことになってしまいました。
僕は適応障害で休職して復職もしたのですが、さっそく会社を休みがちになってしまい、どうしようかと思っているところです。
そんな僕から同じように適応障害で悩んでいる方に向けて今回は3つのアドバイスをしたいと思います。
アドバイスなんて言うと上から目線ですが、損にはならないと思うので、ここは1つ聞いてみてください。
適応障害で復職するということ
まず初めにしっかりと知っておきたいことがあります。
それは、復職にあたって不安を感じるというのは当然のことで、不安を感じるあなたは何も間違っていないということ。
僕自身、復職する初日は電車に乗った瞬間にビクビクして、会社についてからはオロオロしていました。
適応障害に限ったことではないのかもしれませんが、復帰するとなると不安を感じるのは当然のことだと思います。
特に適応障害で休職した場合、会社にストレス原があるわけですから余計に不安感は大きくなってしまうのです。
まずは、あなたが不安を感じていてもそれは間違っていなくて当然のことなんだと思っていてください。それだけで少しは気が楽になってきます。
復職に対する3つのアドバイス
不安を感じてしまうのが当然だと分かったところで、復職にあたっては3つのアドバイスがあります。それは次の3つ。
- 復職を急ぎ過ぎない
- 徐々に慣らしていく
- しっかり休みを取る
それぞれどういうことなのか詳しく説明していきますね。
復職を急ぎ過ぎない
まず一番初めに考えてほしいのは復職を急いでもいいことはないということです。
実際、僕自身は復職を結構焦っていましたが、職場に復帰したとたんにまた休んでしまいました。
友人が言っていたのですが、「適応障害になったということはガス欠を起こしているということ。急いで復帰してもまたガソリンが切れてしまう。」
確かにその通りだなと思いました。
復帰後はかなりエネルギーの消耗も激しいですし、余計に疲れてしまします。そして、エネルギーが尽きてしまうと、以前と同じ状態に逆戻りです。
長期的な視点に立った時にはやはり「しっかりと休む」ことが何より大事。
焦る気持ちは十二分によくわかりますが、急いで復帰しても全くいいことはないということは心に刻んでおきましょう。
徐々に慣らしていく
仕事に復帰した後は徐々に体を慣らしていくのがおすすめです。というか、徐々に慣らしていかないとまた倒れることになります。
僕は心療内科の先生に「時短で勤務するとか、残業はしないように。とにかく無理してはダメですよ」と言われて仕事に復帰しました。
でも、いざ仕事に戻ってみると休む前と仕事量は全く変わらず。結果として半日で帰るとか、定時で帰るなんてことは全くできませんでした。
最初の一週間は本当に毎日死にそうになりながら出社していたのを今でも覚えています…笑
今までのブランクがあるのに「普通」に仕事をしようとするとかなりきついです。
復職するにしても、上長と相談して仕事量を減らしてもらったり、勤務時間を短くしてもらうことはできないか聞いてみましょう。
しっかり休みを取る
そして大事になってくるのは休みをしっかりとるということです。
先ほども言ったように、適応障害になってしまうとあなたの身体は常にガソリン切れ状態でこまめに給油しないとストップしてしまいます。
身体が仕事に慣れるまで平日は早めに寝たり、休日も家で1人で過ごすなどできるだけストレスがかからない生活を送るようにした方がいいですね。
僕は、復職してから友人と遊びまわっていましたがかえってそれが良くなかったように思えます。
体力的にもきつかったのですが、「もう自分は普通に戻ったから大丈夫」という風に思いたかったというのもあったんでしょうね。
でも、適応障害が完全に回復するには思っているよりも長い時間がかかります。
遊んで気分転換をするのもいいですが、まずは自分にとってストレスがかからない環境を整えるということが大事です。
まとめ
いったん休職して復職する…となると不安ですよね。特にストレスの原因が職場にある適応障害の場合は復帰するのに大きな不安を感じるのは当然のことです。
多くの方は焦って職場復帰を早めようとしますが、焦ってもいいことはありません。僕のようにまたすぐに休んでしまうということも十分に考えられます。
職場に復帰する際は本当に復帰しても大丈夫な状態なのかをよく見つめ、復帰したとしてもいきなり普通の業務量をこなさないようにしましょう。
また、休みをしっかりとったり自分一人の時間を確保してストレスフリーな環境を整えることも大事なことです。
一番大事なのはあなたの身体なんです。仕事も大事なことではありますがそれを間違えないようにしてくださいね。