HSPが優しいというのは誤解かも!この問題点について考えてみた
HSP=優しいというイメージを持つ方は多いと思います。
実際に僕の周りにいるHSPの方は優しい人ばかりですし、このイメージはあながち間違っていないと思います。
でも、「HSPだから優しい」というのは誤解があって、優しさはその人個人の性格に由来することは強調しておきたい部分です。
また、HSP=優しいという風にとらえてしまうのはある危険性を招くことにもなります。どういうことなのか詳しく見ていきましょう。
HSP=優しいと言われるのはなぜか
おとなしい人だと思われるから
HSPの方が優しく見えるならそれは「自分の意見がなかなか言えない」「人の話題に割り込まない」という部分に起因していることが多いように感じます。
HSPの方の多くは、瞬間的に答える会話が苦手。
相手から話しかけられると頭の中にとてもたくさんの選択肢が浮かび上がってしまい、「どれを言えばいいんだろう…」と困ってしまうのです。
そのため、相手からは「おとなしい人」といった印象を持たれます。これを何となく「優しい」と呼んでいるケースも多いです。
相手の気持ちに敏感だから
HSPの方は他の人の気持ちを読み過ぎてしまうところがあります。
意識しなくても相手がどのように考えているのかがわかってしまうため、「Aさんが困っている。助けてあげないと。」と気配りをすることが多いです。
そのため、「いつも周りのことを見ている人」と受け止められ、気配りができる優しい人だと言われることが多いのです。
でも、いつでも優しくはいれない
今まで触れてきたようにHSPの方は優しいと言われることが多いですが、実際にそうなのかはその人によるとしか言えません。
おとなしいから優しいというわけでもないですし、気配りができるから優しいというわけでもないですよね。
しかも、こういう印象を抱く人は「HSPはいつでも優しい人」だと過度の期待をしてくることがあります。
でも、いくらHSPだからと言っていつでも優しくはいれないですよね。それなのに、「優しいからこれもお願い」とか「この人は怒らない人だ」と勝手に期待して、仕事を押し付けられたり依存されたりするということもあるのです。
もちろん、HSPで優しい人は多いのですが、誤解してほしくないのはHSPは「都合のいい人」ではないということ。HSPにも嫌なことを断る権利はありますし、どうしても不機嫌な対応をしてしまうことがあるということは知ってもらいたいことですね。
まとめ:どう考えればいいのか
HSP=優しいというのはある意味正しいと思います。
HSPは色んな事に敏感なので他人の痛みがよくわかり、「相手には同じ痛みを与えな異いようにしよう」と優しい気持ちを持っている人は多いと思います。
でも、HSPだからと言って全面的に優しくできるかというとそうではないのです。
機嫌が悪い時もありますし、どうしても優しくできないときはあります。HSPだから特別というわけではなく、HSPという性質をもったあくまでも普通の人たちなのです。
だから、HSPのことをいつでも優しいと誤解しないでほしい。