HSPは病気じゃないよ!その理由3つと対策方法を伝えます。

病気

人一倍敏感なひとたちが世の中にはいます。彼らはHSPと呼ばれ、最近では認知度も上がってきましたね。

ですが、HSPについては誤解されていることもまだまだ多くあります。

 

その1つがHSP=病気であるということ。
はっきり言いますが、HSPは病気ではありません。

 

でも、そう言われてもなかなか納得できないですよね。その疑問を解消するために今回はHSPが病気ではない理由と対処方法をまとめてみました。

 

 

HSPは病気ではない理由

ここでは3つの観点から、HSPが病気ではないと納得してもらいたいと思います。

 

生物にとってHSPは必要不可欠

人間の2割ほどがHSPだという話を聞いたことがある方は多いかもしれませんが、実は人間以外の生物にもHSP気質を持つものが一定数存在するということがわかっています。

 

なぜ、このような性質が一定数存在するするのかというと、それは1つの生存戦略であると考えられます。

 

例えば、野生動物なら活発に動いている方が生き残るように思えますが必ずしもそうではありません。

 

活発に動いているからこそ捕食者に食べられてしまうケースもあるわけです。その場合は慎重な気質の個体の方が生き残りますよね。

 

このように、生存戦略としてもHSPというのは有効だったため、現在まで生き残っているのです。

 

人間の場合はもっと複雑な社会を形成しており、様々な役割があります。そこにはもちろん大胆な人が向いているものもあれば、敏感な人が向いているものもあります。

 

つまり、HSPはとても大事な性質で生物にとって必要不可欠なものなのです。これを病気と呼ぶのはおかしいですよね。


HSPは治療するものではない

病気とは治療をしてその状態から抜け出さなければ命が脅かされたり、不調が出たりするものを指します。しかし、HSPは必ずしも治療が必要なものではありません

 

確かにHSPの方は様々な生きづらさを感じることが多いですが、HSPという性質をうまい方向に活用することもできるのです。


例えば、相手の気持ちに敏感であるという性質をうまく使えば、「この人は私のことをわかってくれる」という信頼を得ることができます。

 

このようにHSPという性質は使い方次第では良い方向に働くものです。

対して病気はそうではないですよね。病気は悪いものであり良い方向に働かせるのは難しいものです。HSPはこの点で病気とは異なると言えます。

 

HSSも病気ということになる

HSPとは正反対の概念でHSSというものがあります。これは多くの刺激を求めてしまう非常に外向的な性質を持つ人のことを指します。

 

もしもHSPが病気ならその反対にいるHSSも病気とだということになりますが、活発に動いている人を指して病気だとはまず言わないと思います。

 

HSPが病気だと言われるのは内向的な部分や感受性の強さが、「もろい」「弱い」という印象と結びついてマイナスに捉えられているからだと思います。

 

しかし、それはマイナスでもプラスでもなく個性のひとつでしかありません。

HSPもHSSもその人が持つ個性であり、それをマイナスに捉えてしまい「病気かも…」と思ってしまっているだけなのです。

 

HSPを病気だと思わない方法

上で見てきた通り、HSPは病気ではなく性質です。でも「やっぱりそうは思えない…」という方も多いかもしれませんね。

そこで、HSPに自信を持つための方法を2つ紹介したいと思います。

 

HSPであることを認める

まずは、自分がHSPであることを認めてあげましょう
現状をしっかりと受け入れることで、あなたがやるべきことがハッキリ決まります。

 

僕はHSPであることは才能だと思っています。まさに神様から与えられたギフト。しかし、これを活かせなければ宝の持ち腐れになってしまいます。

 

その才能を活かすためにもまずは自分がHSPなんだということを認めてあげましょう。

 

認めるためには他にもHSPの方はいっぱいいるんだと知ることが効果的です。
例えば僕も利用していますが、ツイッターではちょっと検索しただけで多くのHSPの方がつぶやいています。

 

自分は1人じゃない。この人たちの仲間なんだと自覚できるので、SNSを覗くのもおすすめですよ。


自分の強みを知る

HSPであることを認められたら、自分にはどんな性質があるのかを知ることが大事です。

 

自分の弱みや強みはどこにあるのか、紙に書き出して整理してみると意外な部分も見えてきておすすめです。

 

自分の強みや弱みを知り、自分の性質をうまく活用したり上手に付き合うことで人生はもっとラクになっていきます

 

「自分の強みなんてないよ…」と思ってしまう方は、友人や家族に聞いてみるというのも良い方法です。

 

自分では気づかない部分も教えてくれますし、こんな風に見られているというのがよく分かります。

 

また、より客観的に判断してほしいという方はリクナビのグッドポイント診断もおすすめ。人間相手じゃなく質問に答えるだけなので気楽にできていいですよ。


まとめ

今回はHSPと病気について考えてきました。

何度も言いますがHSPは病気ではなく、性質です。

 

HSPだから悪いということもありませんし、HSPだから良いということでもありません

 

大事なのは自分はどんな性質を持っていて、それをどのように使っていくかということです。

 

悲観的にとらえすぎず、自分の強みを知ってそれを活かしていきましょう
そうすれば人生はもっとラクになっていくはずです!