HSPが疲れやすいのはなぜ?原因と対策を探る!
こんにちは、テルクニです。
今回のテーマは「HSPが疲れやすいのはなぜか」です。
HSPの方は疲れやすいということが多いようです。僕もそうですが、なぜそんなに疲れてしまうのでしょうか。
非HSPの人とどこが違うのか、また対処方法はあるのかについて考察していきたいと思います。
HSPが疲れやすい理由とは
HSPの方が疲れやすい理由のもっとも大きなものは感覚が敏感すぎることにあると思います。理由を2つに分けて整理してみると以下のように言えます。
- 刺激に敏感すぎるから
- 心配性であるから
それぞれどんなことなのか詳しく見ていきましょう。
刺激に敏感すぎるから
僕たちは1日生活しているだけでも光や音といった刺激に加えて、人間関係の刺激が絶え間なく入ってきます。非HSPの方もそんな環境で生活していますが、彼らはある意味「鈍感」でそういった刺激をスルーしてスイスイといけるのです。
対してHSPの方は敏感であり、そういった刺激が入ってくると過剰に反応してしまいます。僕の場合は特に人間関係の刺激というものが強いですね。
たとえば、自分とは全く関係ないことで他の人が怒られていたり誰かが悲しい気持ちでいると、僕もハラハラしたり、悲しんだり…ということがよくあります。
こういった刺激によって感情が振り回されてしまい、HSPの方は疲れやすい傾向にあるのだと思います。
心配性であるから
心配性である方も多いと思いますが、心配のし過ぎは体にストレスがかかり疲れを蓄積させます。
たとえば、僕の場合は「あれ、明日の仕事の準備は完璧かな」とか「あんなこと言ったけどAさんは気にしていないかな」「あのときこうすればよかった…」と寝る前になってぐるぐる頭の中で心配してしまうことが多いですね。
これが適度な心配であれば問題はないのですが、心配事のうち90%くらいは現実化しないことで、言ってしまえば無駄にエネルギーを食っている状態です。
このように無駄な消費エネルギーがあり、ストレスもたまるためHSPの方は疲れやすいと言えます。
疲れやすい対策はあるのか?
僕も常に悩んでいるのですが何か効果的な対策方法があるかと言われると、画期的な方法はいまのところ発見できていません。
ただし、1つだけ言えるのはこれは「認知の歪み」に起因しているケースが多いということです。
認知の歪みとは「非合理的な考え」のことで、例えば誰かの責任を自分の責任だと思いこんだり、将来を勝手に予測して不安になってしまうことなどが挙げられます。
この認知の歪みを知っているだけで、「いやいや待てよ、これは変な考えかたをしていたな」と冷静に分析できるときもあります。
自分の認知が歪んでいるのか、正しくとらえられているのかを判断するのは難しいですが、いくつか判断基準を増やす方法があるので紹介しておきます。
書き出して後で考え直す
切迫した状況でなければあとで考えてみるというのも有効です。
そのためにはメモを残しておいて、時間をおいてそのメモを見て考えるようにします。そうすることでより客観的に自分の考えを見つめることができるのです。
他の人の意見を聞く
他の人に相談して判断を聞いてみるのも有効です。
実際に聞いてみると、自分とは全く違う判断が出てくるかもしれません。ということは、自分のものの見方が唯一のものではないということです。
それに気が付くことによって、より冷静に物事を考えることができるようになります。
パターン化しておく
A→Bが起きるということをあなたが心配しているとします。しかし実際にはA→Cが起きました。
この場合、A→Cというパターンを覚えておき、判断の材料にストックしておくという手も有効です。
例えば、あなたが病気で会社を休んだとします(A)。そうするとあなたは「皆に迷惑に思われ、嫌われる」と思いこみました(B)。しかし、実際に会社に行ってみるとみんなから心配されました(C)。
上記のケースの場合は、病気で休むと皆心配してくれるという風にパターンができ、ホッとしますよね。また別の日に休んだケースでも同じように心配してくれるので、迷惑をかけると悩む必要はこれ以降ないわけです。
もちろん、こんなに単純に割り切れないでしょうが意識的にこのパターンを考えてみることは正しい判断につながる有効な手だと思いますよ。
まとめ
HSPの方は敏感である以上、疲れやすいということは往々にしてあります。
その中でも「認知の歪み」がこの疲労を加速させている可能性が高いので無いかと僕は思っています。すこしでも自分の考えの歪みに気づけるよう、対策を取っていきましょうね。