「白黒思考」は超危ないって知ってる?もっと自分の頑張りを評価してやろうよ
どうも、テルクニです。
みなさんは知らず知らずのうちに「白黒思考」で物事を考えてはいませんか?
これが有効な場合もあるのですが、実生活の中においてはむしろマイナスに働いてしまうこともあります。
今回は誤解して使うと恐ろしい、白黒思考について詳しくお伝えします。
今回の内容
- 白黒思考とは何か
- 白黒思考の危険性
- 白黒思考を抜け出すコツ
白黒思考とは?
白黒思考とは文字の通り、白か黒かでものを判別するという考え方です。
言い換えれば0点か100点かいずれかで良し悪しをはかろうとする考え方とも言えます。
100パーセントこなせた場合に始めて評価され、それ以外は例え99パーセントできていても評価されないということですね。
具体例を挙げると、あなたが何かプロジェクトを成功させたとしても、その過程で遅れが生じていたという場合は0点をつけるといった具合です。白黒思考は完璧主義とも関係していますね。
自分に厳しいことはいいことでもありますが、同時にこの考え方はとても危険なことがあります。次は白黒思考の危険性について考えていきましょう。
なぜ白黒思考が危険なのか
永遠に満足できない
白黒思考の本質は永遠に満足することができないというものです。
僕たちはどうしても完璧を目指しがちですが、そもそも完璧とはありえるのでしょうか?
人間である以上ミスは起きますし、最初から未来を100%予想してその通り行動することなんて不可能です。そうするとどこかでエラーが生じて、どんなに頑張っても最後に自分がつける評価は0点になってしまいます。
これでは永遠に満足することはできなですよね。しかも今までの努力を0点として計算してしまうのはなんだか悲しい気がします。
自分に自信がなくなる
白黒思考で考えていると、0点ばかりがつくことになります。
現実のテストで考えても分かりますが、毎回0点だったらドンドン自信は無くなっていきますよね。
白黒思考の人も同じで、「こんなに頑張っているのに今回も達成できなかった…俺はダメなやつだ」とドンドン落ち込んでいってしまいます。
これが行き着くところまで行くと、うつ病に繋がる可能性もあります。実際に僕もうつ病を発症する前はこのような白黒思考で物事を判断していました…
日常生活にも支障をきたしてしまうので、とても危険な考え方と言えますね。
他人にも同じものを求めてしまう
また、白黒思考の方は他人にも同じようにとても厳しい基準で接してしまいがちです。
「俺はこんなに頑張っているのに、あいつはのほほんとしている…」という風に曲がった見方をしてしまうことさえあります。
相手の良い面ではなく、悪い面やミスばかりに目が向くようになって正当な評価を下すことができなくなってしまうのです。
そういった考えは態度にも現れてしまうので、相手からの信頼も失っていってしまうことになります。白黒思考は自分だけではなく周囲の関係も壊してしまう危険な考え方ですね。
白黒思考を抜け出すコツ
自分を認めてあげる
まずは自分の努力を認めてあげましょう。
上司はあなたの頑張りを評価してくれるかもしれませんが、全てを見ているわけではありません。
結局のところあなたがどんな思いで、どれだけの時間をかけて取り組んできたのかはあなたにしかわからないのです。そしてその評価をしてあげられるのもあなた自身しかいないということです。
そこに自分で0点を付けてしまうのはとてもかなしいことですよね。あなたの努力は決して0ではありません。100点はつけられなくて60点や80点かもしれないけど、0ではないことをしっかり自覚しましょう。
評価したほうがメリットがあると知る
また、自分を評価してあげたほうが生産性が上がるということを知るべきです。
点数を付けて評価するとはつまり、目標に対してどれくらいの達成度だったのか客観的に判断するということ。「ここはできなかったけど、あそこはできた。」と次の機会の改善点も発見できます。
しかし、白黒思考では「ミスしてしまった…今回もダメだ…」とダメな部分にばかり目がつき、思考はそこでストップしてしまいます。これならどちらの考え方が有益なのか一目瞭然ですよね。
悪い部分を改善して、成長して行くためには60点や80点といった点数をつけたほうが近道であるということをここで知っておきましょう。
まとめ
今回は白黒思考とその危険性、そしてそこから抜け出す方法について詳しく見てきました。
白か黒という考えは数学などでは有効な方法だと思いますが、日常生活においては正確な判断を曲げてしまったり、自信を失わせてしまう危険性があります。
自分の努力をしっかり認めてやることで、次の改善点も見つかり、その結果自分自身の成長にも繋がります。
真面目な方ほど白黒思考に陥りやすいですが、もっと柔軟に優しくあなた自身を評価してあげてください。そうすればもっといい結果がついてくるはずですよ。