HSPの仕事のつらさに対する処方箋4つ!根本的な解決法までまとめてみた
HSPの方は特に「仕事が辛い」と感じがちです。どんな時につらいかというと、以下のようなケースはあなたにも身に覚えがあるのではないでしょうか?
- 上司がいつも怒っている
- 複数のことを求められる仕事
- とても苦手な人が職場にいる
- 飲み会が多く気が重い
- 仕事内容がすぐ変わってしまう
今回はこんなつらい仕事に対してどのように対処すればいいのか、おすすめの方法をご紹介します。
HSPのつらい仕事への対処方法
ここではHSPの方が仕事で感じがちなつらさを4つの点から解消する方法をお伝えします。自分がどのケースに当てはまるのか、考えながら読んでみてくださいね。
仕事とプライベートを分ける
自分の予定を優先させることは大切です。例えば、飲み会には強制的に参加する必要はありません。
「今日は予定があるので」とキッパリ断っていれば「あいつは仕事以外は付き合わないやつ」というふうに認識され、しつこく誘われることもないです。
これは一例ですが、仕事は仕事、プライベートはプライベートと割り切って業務に当たった方が気が楽になることは多いと思います。
仕事はきっちりとこなして、後のプライベートな部分は自分の好きなことをする。こうすることで自分をつらい仕事から守ることができるのです。
HSPの方は「こんなこと断ったら嫌われるんじゃないか…」と心配しがちですが、実際断ってみるとすんなりいくケースもあります。ストレスを感じている場合は断る勇気を持ちましょう。
人から距離を取る
HSPの方は相手の感情に敏感なため、人が近くにいると良くも悪くも影響されてしまいます。
相手が嫌な人ならなおさらですが、そうでない人との接触でも疲れてしまう方は多いと思います。自分がそういうタイプの場合は、出来るだけ人との接触を少なくしましょう。
席が自由な場合は隅っこの方に座ったり、黙々と集中して「話しかけるなオーラ」を出して自分を守りましょう。
それでもしつこく話しかけてくる人がいる場合は、「仕事中は話しかけないでほしい」とキッパリ周りに言うべきです。
そうすれば余計な精神力を使うこともなく、仕事を片付けることができます。ハッキリと伝えるのがキツイ場合は頼れる人に伝え、その人から広めてもらうという手もあります。
とにかく人との接触で疲れてしまうタイプの方はどのようにしたら話さないで済むかを考えて工夫してみましょう。
ミスに対する意識を変える
自分のミスが気になってしまうと言う方も多いと思います。真面目なほど完璧主義に陥りやすく、0か100かで考える白黒思考になりがちです。
その場合、自分が少しでもミスをすると「自分のせいだ…自分は能力がない人間なんだ…」と自分を責めてしまいがちです。
でも、人間誰しもミスはありますし、どんな優秀な人でも全てのことを完璧にこなすのは無理です。
自分は能力があり、ミスは誰しもがすること。ミスしたら次はそれを活かせばいいだけだという意識を持つようにしてみましょう。
この「認知の歪み」にはなかなか自分では気づけないというケースも多いです。そのため、「もしかして自分の仕事に対する考え方が問題なのかな」と思う場合は、周りの人に相談してみるのがおすすめです。
転職を考えてみる
上記の方法ではどうしても対処できないと言うケースもあります。例えば、あまりにも仕事が合っていなかったり、理不尽な上司がいるというケースです。
この場合は環境を変えるということを視野に入れて考えた方がいいと思います。「せっかく入れた会社なんだから…」と思いがちですが、一番大事なのはあなたの健康であり、活き活きと働ける場所です。
僕も経験がありますが、合わない環境に長くいると最悪の場合は適応障害や鬱病を発症し、日常生活にも支障が出てしまいます。
仕事は確かに大切ですし生活する上では必要なものですが、それがすべてではありません。あなたの健康があってはじめて仕事を充実したものにすることができるのです。
こうなると考える力も落ちてしまうので、健康なうちから転職を意識して、せめてサイト登録だけしておくのもおすすめです。
最終的に転職するかしないかを決めるのはまだ先でもいいので、「今の自分とは違う環境でも働けるんだ」ということを知っておきましょう。
まとめ
今回はHSPの方が仕事が辛いと感じる原因とその対処方法について主なものを伝えてきました。
働くのはなかなか大変ですが自分の意識や行動を変えることで改善するというケースもあります。例えば、人との接触を減らしたりプライベートを優先させるという方法ですね。
しかし、理不尽な上司や同僚がいたり仕事内容が自分には合っていないなど、環境が原因で仕事に苦しさを感じている時はその原因である環境を変えないと根本的な解決にはなりません。
つらい仕事を続けていると最悪病気になり、思考能力も落ちてしまいます。そうなる前に「転職」という選択肢も検討しておくことは非常に重要です。自分の可能性を自分で縮めないようにしましょう。