依存体質の特徴や原因、対処法の完全マニュアル!あなたは大丈夫ですか?

ぬいぐるみ

依存体質」という言葉をよく耳にします。

何かがないと生きれていられない、誰かがいないと不安で仕方ないという状態を指す言葉ですね。

 

この依存体質ですが、どんな人が当てはまり、どうやったら治るのでしょうか。

今回は依存体質の特徴と原因、治し方についてお伝えしていきます。

 

 

依存体質の特徴

依存体質の特徴は大まかに分けると次の5つが挙げられると思います。それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

自分に自信がない

自分に自信がない方は依存体質になりやすいと言います。

ネガティブなことを考えてしまいがちで、しかも自分では解消できないため他の人を頼ってしまうのです。

 

この状態になると自分で物事を考えるということが難しくなってしまいます

 

相手の言ったことを丸々信じて行動するようになるため、騙されやすくなるとも言えます。まずは自分に自信を持てるようになることが大切ですね。

 

かまってちゃんである

依存体質に多いのは常に「かまってほしい!」というオーラを振りまいているという点です。

 

自分に自信がないため、相手にちやほやされることで手っ取り早く承認欲求を満たし満足しようとするのです。

 

ツイッターなどのSNSでもなにかとネガティブな発言をして人からの心配を集めようとします。ついつい「かまってちゃん」になってしまう方は依存症の傾向があるかもしれません。

 

寂しがりである

依存体質の方は寂しがりであることが多いです。

部屋に1人でいると孤独を感じてしまうため、ラインや電話でとにかく誰かと繋がっていようとします。

 

寂しさを何かで埋めることで安心感を得られるので、寂しさを埋めてくれるものや人に依存しがちなのです。これには熱中できるものがない方は特にこの傾向が強くなることが多いです。


言い訳が多い

言い訳が多いというのも依存体質に見られる特徴の1つです。

自分は常に正しいと思い、言い訳をすることで自分が甘えられる味方を作ろうとしているのです。

 

このように甘えられる人が多いほど自分の心の安定に繋がるため、「でも自分が正しいんだ」という主張が多くなるのです。言い訳が多いという自覚がある方は要注意かもしれません。

 

自分と向き合うのが苦手

依存体質の方は心の片隅では、「これでは幸せになれない」と分かっているケースが多いと思います。

 

しかしそれでも依存が止まらないのは、自分との対話を避けて物事の根本的な解決をはかろうとしないからです。

 

とりあえずこれさえあれば一時的には安定するという気持ちが、自分との対話を閉ざしてしまっているのですね。

 

このケースはなかなか自覚することが難しく、周りから言っても聞く耳を持たない場合が多いと思われます。


依存体質の原因

依存体質の原因となるものはなんなのでしょうか。ここでは3つの観点から説明したいと思います。

家庭環境

親から放置されたり、親からの愛情をあまり感じられなかった場合、愛が不足してしまいます。その不足分を補おうとして恋愛依存になるケースは多いと言いますね。

 

しかも、家庭環境に問題を抱えて育った場合は「愛される」ということがどういうことなのかわからないというケースも多いです。

 

そのため、うまくバランスを取ることができず依存体質という形で歪んだ愛情を向けてしまうことになるのです。


裏切られたことがある

過去にトラウマを抱えている場合、その心の傷を癒そうと依存に走るというケースもあります。

 

例えば付き合っていた相手に浮気された、手ひどい裏切りを受けて深く傷ついたという場合は依存症になりやすいです。

 

このケースでは「もう二度と裏切られたくない」という気持ちが強く働き、相手とずっと連絡を取り続けたり、相手の欲求を全て満たしてしまうと言った行動になりやすいです。

 

自分を犠牲にしてまで相手に尽くすというケースも多いため、相手にとって都合のいい人になりやすく危険な状態です。

 

人にうまく頼れない

人に適切に頼れず、依存状態になってしまっているという場合もあります。

相手との距離感がわからず、全面的に頼ってしまい依存してしまうというケースですね。

 

相手にどこまで頼っていいのか、自分と相手の境界線が曖昧になっているからこそ、相手に依存してしまうのだと思います。

 

この状態になってしまった場合、まずは自分は自分、相手は相手と線引きをしっかりとする必要がありますね。


依存体質の治し方

依存体質を治す方法は様々なものが考えられますが、ここでは5つのアプローチを紹介します。

自分に自信を持つ

まず大事なのは自分に自信を持つということ。

自信を失っているから何かに依存しているというケースは非常に多いからです。

 

自分に自信を持つためには、自分がどんな強みを持っているのかしっかりと自己分析することが大事。

 

家族や友人に相談するのもいいですが、おすすめはリクナビのグッドポイント診断です。

 

30分ほどかかりますが無料で診断してくれ、あなたの強みを5つあげてくれます。
「自分に自信がない…」という方には是非一度受けてもらいたいです。


距離を置く

SNSが依存先となってしまっている方も多いはず。

 

必要以上にスマホを見てしまったり、連絡をしつこくしてしまうというのはこのケースに当てはまります。この場合、スマホから距離を置くことを考えましょう。

 

他のケースでも自分の依存先から距離を置いてそれを断つというのは有効な手です。いったん冷静な頭でそれが本当に必要なものなのかを考えましょう

 

熱中できることを見つける

熱中できることを見つけるのもとても大事なことです。

 

趣味や仕事など複数の分野で自分が熱中できることを見つけることで、ひとつのものに依存してしまう状態から抜け出すことができます。

 

また、自分が頑張れたり夢中になれるものがみつかると自然と自分に自信もついてきます

 

熱中できることを増やすのは自信がなくて依存してしまうという方にも有効的なアプローチなんです。


友達や家族と過ごす

仲のいい友人や家族と一緒に過ごすことで、無理なく依存先から距離を置くことができます。

 

また、彼らとコミュニケーションをとることで自分の考え方の歪みにも気づくチャンスが生まれます。

 

依存症は自分1人ではどうにもならないというケースが多いので、周りの力を頼るのが賢明です。

 

自分が苦しんでいることや、どうしてもやめられないということは全部他の人に吐き出してしまいましょう。

 

病院に相談する

本当に悩んで、それでもどうしようもない場合は病院に相談するようにしましょう。

依存体質で病院にかかるというのは別におかしいことではありません

 

先ほども触れた通り1人で治すには限界がありますし、専門家ならより適切な治し方をおしえてくれます

 

あなたがどんな認知の歪みを抱えているのかを教えてくれ、その解決策は何なのか適切なアドバイスをくれるはずです。

 

もし、「自分ではどうしようもないけど、治したい!」という気持ちが強いのなら一度相談してみることをおすすめします。

 

まとめ

今回は依存体質の特徴や原因、その対処方法をお伝えしました。

 

依存体質の根本にはやはり自分に対する自信のなさや自己肯定感の低さがあると思います。しかし、なかなか自分1人では解決するのは難しいのも事実です。

 

その場合は友人や家族に頼ったり、場合によっては専門家の力も借りることを検討しましょう。

 

難しい問題ですが、1人で抱え込まず相談する勇気を持ってくださいね。