HSPの転職は何に気をつけるべき?考え方と注意点を分析してみた

ジャンプしている人

HSPの方は感受性が豊かですが、それが上手く働かないケースもあります。

例えば、仕事では仕事内容があっていない、同僚に理解されないなど様々な要因が重なって「もうこんな仕事してられない…」と落ち込んでしまっている方もいると思います。

 

そこで、今回はHSPの方の転職について詳しく考察してきました。

転職をする前に実際にどんな点に注意するべきなのか、そもそも転職をどうとらえらばいいのかについてお伝えします。

 

転職は悪いことではない

転職=なんとなく悪いことと考えてはいませんか?

確かに、今の職場ではお世話になった人もいますし、そこから自分だけ離れるのは「裏切った」ように感じる方も多いと思います。

 

でも転職は裏切りではありません。あなたがあなたらしく生きるための第一歩を踏み出すのが転職というものなのです。

 

また、周囲から反対されることもあるかもしれませんね。例えば、周りに転職をしたことがない人ばかりだと「同じ会社に何年も務められないなんて社会人失格だよ」みたいな意見を言ってくる人がいるかもしれません。

 

そう聞くと自信を失ってしまいがちですが、そんな必要は全くないのです。

だって、転職経験もない人は転職のことについて何もわかっていないからです。彼らは何もわかっていないのに批判をしてきます。

 

一方で、転職が多い職場では転職=普通のことなのでむしろ「そうなんだ、新しい職場でも頑張ってね!」と応援して送り出してくれるはずです。

 

このように転職の良し悪しは周囲の環境に決められがち

でも、心配はいりません。転職自体は悪いことではないですし転職を肯定的にとらえてくれる職場を探していけばいいだけの話です。

 

もし、自分の中に転職=悪いことという意識が少しでもある方はこの機会に全部なくしてしまいましょう。大事なのは周りにどう思われるかではなくてあなたの人生の方です

 

HSPが転職するのにオススメな条件

でも、HSPの方には転職に際していくつかの注意点があります。

ここでは代表的なものを4つ紹介します。自分の性質と併せて「自分はどういうことに気をつけたらよいだろうか」ということを考えてみてくださいね。

 

マルチタスクを求められない職場

HSPの方はマルチタスクが苦手であることが多い傾向にあります。

2つも3つも同時に指示が飛んでくると混乱してしまって、うまくこなせないということはないでしょうか?

 

このような傾向がある場合、複数の仕事を同時にこなすような職場は向いていないと思われます。

 

僕も経験がありますが、一気に複数の種類の仕事が振られてしまうとどれから片づけていいか分からなくなってしまい非常に混乱します。

 

ストレスも非常に溜まってしまい、仕事自体がつらく憂鬱なものになってしまうので、できるだけマルチタスクが求められる職場は避け、1つのことを黙々とできる仕事を選ぶのがいいかと思いますね。

 

完全週休2日制の職場

HSPの方にとって休日は特に大事だと思います。

というのもHSPは小さな変化にも敏感で、相手が言ったことも色々と考えがちなためストレスをため込みやすいからです。

 

ストレスを発散したり、休息して回復する「充電期間」はとても大事。そのため毎週しっかりとお休みが取れる仕事の方がいいと思います。

 

また、有休を消化できるかや休職をしやすいかという条件もできればチェックしておいた方がいいですね。どうしても休みたいときに休めないと余計にストレスになります。

 

HSPの方が転職する際は特に、できるだけストレスがかからないような職場を選ぶように心がけましょう。

 

仕事とプライベートが分かれている

仕事でもプライベートでも同僚との仲がいいというのはなんだか良さそうですが、いいことばかりではありません。

 

休日も同僚に会わないといけないですし、HSPの方は相手に気を使ってしまう傾向が高いので気疲れもしてしまいます。

 

仲がいいことは良いことですが、適度な距離感を持っていることも大事だと思います。

アットホームな職場よりも、仕事は仕事、プライベートはプライベートと割り切れる仕事の方が余計な気遣いをする必要もなくいいのではないかと思います。

 

HSPの場合特に「人といると疲れてしまう」という方が多いので、自分がそのタイプならできるだけ職場の人と会わなくてもいい仕事がおすすめです。

 

少人数の部署である

少人数の方が何かとHSPの方には都合がいいと思います。

というのも、少人数の方が単純に人と接触することを少なくできるからです。さきほども触れたようにHSPは相手の感情を読み過ぎてしまうので、人と接触するだけで疲れてしまう傾向もあります。

 

また、人が多い職場では飲み会などの行事がツライというケースもあります。少人数なら平気だけど大人数で騒いだりするのが苦手という方も多いはずです。

 

そういう傾向がある方は大きな職場ではなく、小さな会社を選ぶという選択肢もあります。大きい会社は世間的に見れば「安定した会社」なのかもしれませんが、いまの世の中そんなことはないですし、自分に合っているか合っていないかで会社を決めるのが一番ではないでしょうか。

 

転職する前にしっかり調査しよう

HSPの中には「転職を繰り返してしまう」という方も多いようです。

転職をする際には事前にできる限りの確認も必要ですが、その前にやっておきたいことが2つあります。

 

自分の性質を知る

なんとなくHSPだなーと思いながら自分の性質をしっかりと把握できていない方は多いかもしれません。

 

でも、転職するなら自分の性質はなにか、どんな時にどんな風に発揮されるのかを詳しく知っておいた方がいいです。

 

例えば、僕の場合なら仕事に関してはこんな性質があることを自覚しています

  • マルチタスクは苦手
  • 黙々とやりたい、仕事中は話しかけないでほしい
  • 1つのことに集中できる
  • イデアをけっこう思いつく
  • 物事を体系立てて整理するのが得意

などなど、ほかにもありますが自分がどんな性質なのか、どんな強みがあるのかを知っておくことは仕事をしていく上でも役に立ちます。

 

「ヤバイ…すぐには出てこないな…」という方にはリクナビのグッドポイント診断もおすすめ。無料登録でOKですが、30分ほどかけてじっくりとあなたの強みを分析してくれます。

 

転職サイトを複数登録してみる

1つの転職サイトで決めてしまうのは危険です。

転職に際しては複数の転職サイトに登録して、じっくりと決めるのがおすすめです。メールがいっぱいくるので煩わしくはありますが、自分の将来を決める大事なメールだと思いちょっと我慢しましょう。

 

転職サイトによっても「○○に強い」「ブラック企業を除外している」などいろいろな特徴を持っています。それぞれの強みを活かして紹介してくれるので登録しておいて損はないですね。

 

また、「今はまだすぐに転職する気はないんだけど…」という方でもとりあえず登録してみるのはおすすめです。

実際にどんな感じなのか、どんな仕事があるのかは今のうちから把握しておき、自分の選択肢を広げておくのは大事なことだと思いますよ。

 

まとめ

今回はHSPの転職について注意点を書いてきました。

転職自体は悪いことではないですが、まずは自分の性質を知りそれに合った職場に行くということが大事です。

 

自分はどんな強みがあるのか、自分がどんな仕事だったら出来そうか、また実際にどんな職業があるのかということは実際に無料登録してみて判断するのが早いと思います。

 

自分の将来のことですからしっかり考えていきましょう。